この日を
　あの場に居たツワモノ達は、
　きっと忘れないだろう。


　なせばなる。なさねばならぬ、何事も。

0600　LZ-ORANGE・・オレンジ・・俺んち・・

　つまり俺の家の前で、ポンプ小隊中年組4人が集合。
　
　道中・・・

　ねぇ・・ノブログみたんだけどさ、先週の定例31ゲームだって。
　いやいやいや、無理でしょ。
　18時くらいで上がりましょう。

　午後は一人ずつ交代で休憩だね。


そんな会話をしていたオッサン四人は、まだ歴史を作る一員となる事を知らない。

0800　U-CUBE到着

　既に賑やかなU-CUBEでレンジャー、ミニさんの2名と合流。
　これがこの日のポンプ小隊である。
　最近若干寂しくなりつつある参加者の中で、コンスタントに参加を続ける男たち。
　そう、戦いは数ではなく質なのだよ兄貴！

さっそくノブジ軍曹に迎えられながらセーフティーへ。

やっぱり元の施設が施設だけにサバゲフィールドとは思えない充実ぶり。
なんだかセレブな感じだね。


フィールドの外観はこんな感じ。


綺麗なセーフティゾーン


おじさん二人がモクモクと弾を込めます。


併設されたショップも品揃え充実です。


さて、フィールドのファーストインプレッションだが・・・・・


「狭い」

小さくて狭い、という意味ではなく、閉鎖空間という感じがして、
U-BOXとは一味違うインドアフィールドです。

そして暗い。

この暗さが結構憎たらしい暗さである事を、しばらくして知る事となる。


相変わらずこのポーズのレンジャー。


笑顔を振りまくシンゴさんだが、この後訪れる大変な一日をまだ知らない。


この日1StStageの参加者は26人だったかな。

このフィールドのスケール感からするとちょうどよいくらいだろうか。


さて、この後はゲームレポートに入る訳だが、「全ゲームのレポートは書けません」


もう先に言っておくけどね。

この日、この定例会が作った一つの記録。


1st、2ndSTAGE合計でのゲーム数は42ゲーム。（公式では41とあるが、42だったと思う）

こちらノブログも参照して欲しいものだが、実に激しく濃密な一日であった。



■第一ゲーム

　奥側黄色フラグスタート。





　早速で申し訳ないが、全く記憶にない。
　死んだんだったか、生き延びたんだったか。


　が、ここで一つ気付いた事があったので、早速第二ゲームで試してみる事にした。


■第二ゲーム

　手前赤フラグスタート。

　当然ながら誰もフィールドに慣れた人等いないのだから、と
　高速突貫攻撃を敢行する事にした俺。

　スタートの合図で、地下フロアの暗闇に突入。
　手にするのは最近の優秀な相棒デザートイーグル。

　真っ暗闇をやや右よりに早足で進行。
　左側で発砲音がして、人影が見えた気がした。

　まだ我慢だ！もう少し我慢！

　さらに進んだところで完全に敵チームの布陣の真横に出た。

　ここから一気に刈り取る！

　人影目掛けダブルタップで１，２，３，４，５，６，７！
　
　ええ？後ろ？
　と驚く皆さんの中を駆け抜けながら20発少々を撃ち切る。

　「ははは！してやったよ！」

　ものすごい満足感を得た後に、ものすごく不安に襲われた俺。

　その理由は、高速で前に突貫したが為に、友軍の前方で孤立してるからだ。

　ああ、俺TKで死ぬな。

　と、半ば覚悟を決めていたら。

　「・・・げ・・ゲロさんですか・・・？」

　後ろからノッソリ登場したデブ。

　おお。いいところに来たな。

　ちょっとこの先に良い飲み屋があるんだが一緒に行かないか？

　とデブと連れだって、目の前の暖簾をくぐると・・・・


　フラグボタン。


　・・・・


　「・・・ポチッとな！」


　プァー。

　序盤から大量ゲットでフラグのオマケつき。

　もう、今日は俺何もないな、と感じた瞬間だった。

　人間が輝けるのは一日に一回と決まってるんだ。


第三ゲーム以降、予定通り、さほど輝く瞬間のない俺。
小隊メンバーは、ミネさんがフラグを取ったりと、それぞれ見せ場を作りながら
ノブジ軍曹の高速回転のゲームを重ねていく。


■達人技

　そういえば、この日、まだ輝いた瞬間があった。

　黄色スタートでのゲーム。
　スタート直後、疲れていたのでスタート位置付近から、塗装してお気に入りになった
　MP5で右奥の通路の先を撃って居た時のことだ。

　左側に居たミニさんが

　「げ、ゲロさん、セミオートオンリーですよ！」

　と俺を窘める。

　この日ミニさんは窘めたり窘められたりの男だった。

　「ん？いや、分かってるし、今日はフルで撃った事ないけど？」

　「え、でも、いま・・」みたいな顔のミニさん。

　俺が思う以上に、俺のセミオートでの速射は早いらしく、
　フルオートで撃ってるように聞こえるらしい。

　このMP5はトリガーも引きやすく、レスポンスも良いので
　良い感じで撃てるんだよね～なんて言ってたら

　スタッフの島さんが

　「信じられないだろうけど、これセミで撃ってるからね」
　なんて業務放送。

　「ハハハ！早いですか？俺早いですか？」

　「結構、この指いい仕事するんですよ」
　「でもあっちの方は結構長持ちしますけどね」

　「はははははは」

　なんて調子に乗ってたら、中２階からド頭ブチ抜かれて死亡。

　ははは・・・・




　若干疲れがにじみ始めた小隊メンバー。
　10ゲーム目くらいだろうか。
　タバコ部屋での口数もだんだん減り始めた。


　でも、Mr.ノブジも交え自慢のストロベリートークで気力を回復させる一同



　「ラブホテルのビラビラ」と俺が勝手に名付けた地下へのエントリー口。
　このビラビラの先は暗闇と巨大なリールが乱立する。
　マロさんなら喜びそうなフィールド構造だ。

　
■鬼ごっこ

　TooMachなボリュームの昼飯を半分以上残した俺。
　思いだせば朝飯ですら食ってない。
　そんな一同にMr.ノブジが繰り出してきたのが
　「鬼ごっこ」である。

　丸腰の参加者を鬼役が時間内に殺して回るという凄惨なゲーム。

　のはずだった。

　ルール説明の後、「じゃあ鬼やりたいひと！」の声に誰も手を上げないのを見て
　反射的に手を挙げた俺。

　「まぁ、ネタ作っておかないとね！」

　強制的に二度目の輝く瞬間を手に入れた俺。

　ははは、みんなころしてやるぅ～

　が、開始早々、その思いは浅はかであった事を知る。

　開始当初は走ってはいけない、という制限が付いており、且つ、黄色チームだった俺は
　赤チームを探さねばならない。
　いそいそとフィールドを疾駆するも、見かけるのは黄色ばかり。
　
　やっとの思いで数人倒したぐらいから調子が上がってきて、その後数人をフリーズ死。

　が、数を減らした事で余計に探しにくくなり、行けども行けども赤チームは見つからず。

　もう息も絶え絶えである。

　ぜぇぜぇ言ってるところに、赤チームの鬼が登場し、腹を三発撃たれて悶絶したりしながら、
　ふと思い出したんだ。

　2Fがある事を。

　ははは、そんな袋小路に逃げ込んだバカモノが居た訳だな！
　
　乳酸溜まりまくりの足で階段をやっと上ったら、やはり想像通り人の気配。

　ははは！鬼さんが来たぞ～




　と思ったら、居たのは黄色の人間。

　しかも、ポンプ小隊勢ぞろいである。

　「ちっ・・・きさまら・・・」

　もう落胆の域を超えるガッカリ感の中、やっとの思いで一人混ざっていた赤を発見。
　フリーズしたところ、後ろのカーテンから足がはみ出ているのを発見。
　
　ははは！ここにも赤が居たか！

　とカーテンをめくると

　
　「わぁぁぁ～」と出てきたのはODAさん。

　ちっ・・・・・わぁぁ、じゃねぇよ・・・とガッカリしたら
　フリーズしたはずの赤の子が逃げ出す始末。

　その子も階段下でちゃっかり仕留めたが、最終的に残４ｖｓ４で引き分け。

　がんばり虚しく引き分け。

　無念ｗ

　そして激しく体力を消耗した俺でした。。。



　昼休みに格安のバックパックを仕入れご機嫌のODAさん。
　

　そして、朝から何か違和感を感じつつも、夕方遅くなるまで、
　メガネからコンタクトに変えた事に俺は気付けなかったミニさん。



　そのミニさんが持ってきた銀ダン仕込みのザクマシンガン。
　そんなミニさんもこの日31歳になりました。
　おめでとう、凄い誕生日になったね。



というところで後半に続く・・・